女性管理職を増やすために必要なこと①

「女性の管理職比率30%」と政権が常に数値をだし、企業が数値目標を出す新聞記事が
毎日のように掲載されている。

それを見るたびに、本当に必要なことは違うのに・・・と残念に思うことがある。
出た出た~。男性特有の数値目標掲げます!宣言。

もちろん、素晴らしいことだし、数値目標から始まることも重要だ。

しかい、私自身、多くの働く女性を管理し、働き支援続ける中で
男性社会の中で働く女性の精神的なプレッシャーは相当なものだ。
それを示すデータがある。

最も女性が働く比率が多い東京での調査
(平成25年度東京都男女雇用均等参画状況調査結果報告書より抜粋データ加工)
管理職にすすめられたら

Q:上司あkら管理職になることをすすめられたら

という質問に対して男性の48.3%は引き受ける、23.3%は場合によって引き受ける=71.6%はOkなのだ。
しかし女性はどうだろう。
女性の16.1%が引き受ける、27.4%は場合によって引き受ける=43.5%しかいないのだ。
男性の48.3%は引き受ける、23.3%は場合によって引き受ける=71.6%はOkなのだ。
しかし女性はどうだろう。

この現実に目を向けて
何をすべきか考える中で、ローモデルがいない。働く管理職を見て、彼らのようには働けない。
家庭と両立するのは難しい・・・・
そう思わせる働きぶりなのだ。
また、知識や経験も不安でいっぱい。
不安を解消できるような研修や勉強の場を提供できるのか
また、失敗を許す風土や上司なのか、そのうえチャレンジさせるだけのゆとりがあるのか

新しいことを取り組むには
失敗を成功につなげるための過程が必ずある。
その現実を知らないのだ。そのための努力や仕組み、精神的なサポートを準備できなければ
本当の意味で数値の目標と継続にはつながらない。

それは、新入社員も同じ。
今までのやり方を押し付けたところで、
考え方やとらえ方の違う世代が楽しくやりがいをもって仕事をつづけられない。

当たり前だが、働くことが、楽しくやりがいにつながれば継続につながる
もっと大きな仕事をしたいと思えば、管理職にもなりたいと思う。

女性活用し、女性が管理職になりたいと思う気持ちを持たせること
そこに目を向けると、何をすべきか、少し変わってくるのではないだろうか?

もっと本音を、実態を知ってほしい。

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