減点主義の日本の考えでは創造性が育たない

日本の労働市場では、学生は卒業までに就職先を決め、卒業後すぐ働き始めるのが一種の模範となっている。

個性学でいう自立性の低さが一律の安定志向を物語る。

この規範を外れることは、往々にして忍耐力や協調性の欠如とみなされ、以降の就職活動に不利になる。
日本型人事制度の根幹にある長期雇用の考え方の一つだし、日本の伝統的な企業の強みでもある。

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安定的な市場環境では効果的だが、ここ十数年にいきわたる経済の不安定さでは、大きな変化に柔軟に対応できない。

大阪大学教授の石田純一郎さんが新聞にコメントした記事の中で
印象的な部分を紹介したい。

”おおざっぱに言うと日本社会は「成功すること」より「失敗しないこと」に価値を置く減点主義。
決められたルールを外れないように注意深く生きることに対するリターンが高い一方、
レールを外れて新しいことに挑戦するコストが相対的に高い。”

ものすごく大きくうなずいた。
新たな市場価値をうみだすための創造性をどう育てるか
いきすぎた学力よりも必要なことなのではないだろうか

最低の学力は必要だが
この混沌とした世の中を生きてゆく力
判断力と責任力
そして、無からつくり出す創造性

過保護な日本ではうまれにくいかもしれませんね。

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