「働くって、こういうことだったんだ」
~喜びを感じる人の共通点とは?~
働くことの中に、ちゃんと“よろこび”を感じている人は、何が違うのでしょうか?
株式会社リクルートが2013年~2023年経過データで見えてきたこととして発表している
資料を見つけました。
↓↓↓
「働く喜び調査2013―2023年の変化」レポート概要
https://www.recruit.co.jp/newsroom/pressrelease/2024/0423_14246.html
「働く喜び」を感じている人と、感じていない人の差を、7つの因子・35の項目で分析しています。
その中で、特に差が大きかったトップ5の項目がこちらです。
順位 働く喜びを左右する項目 差(pt)
1 好きなことに関われている 52.8
2 落ち着いて今の仕事を続けられる 52.0
3 希望する場所で働けている 50.4
4 人間的に成長しているという実感がある 49.3
5 職場に自分の居場所がある 47.0
この結果を見たとき、「あぁ、やっぱりそうか」と思いました。
私たちは、ただ“働く”ことを求めているんじゃない。
「わたしらしく、安心して、成長できる場所で働きたい」という、
シンプルだけど大切な願いを抱えているんですよね。
喜びのカギは「自己実現」「心理的安全性」「成長実感」
この5項目の中に共通して見えてくるのは、3つのキーワード。
自己実現:「好きなことに関われている」「希望する場所で働けている」
心理的安全性:「落ち着いて今の仕事を続けられる」「職場に自分の居場所がある」
自己成長の実感:「人間的に成長しているという実感がある」
人は、“ただの作業者”ではなく、“自分という存在でいられる場”を求めています。
だからこそ、どんなに待遇や制度が整っていても、「自分らしくいられない」職場では、心が疲れてしまうのです。
HRパーソナル診断から見える「その人らしい働き方」
私が日々行っているHRパーソナル診断でも、よく聞かれるのがこんな声。
「どうして私は、あの職場では息苦しかったのか」
「なんで今の仕事では、自然体でいられるのか」
その答えは、“個性”と“職場との相性”にあります。
人にはそれぞれ、「安心できる環境」や「成長を実感できる関わり方」が違います。
たとえば…
決まった枠の中でコツコツ頑張れる人もいれば、自由に裁量をもって動けるほうが力を発揮する人もいる。
周囲とにぎやかに話しながら仕事を進めるほうが気がラクな人もいれば、黙々と集中する時間が安心につながる人もいる。
自分の「働き方の特性」や「喜びのスイッチ」がわかると、
「あぁ、自分に合ってなかっただけなんだ」って、ちょっと心がほどけるんです。
「あなたらしく働ける場所」は、きっとある
どこで働くか、何をするかも大事。
でもそれ以上に、「どう在れるか」が、働く喜びを左右しているのかもしれません。
HRパーソナル診断は、あなたの「らしさ」に戻るためのツール。
もし、今の働き方にモヤモヤしている方がいたら、
まずは“自分を知る”ことから始めてみませんか?
あなたの中にある「働く喜び」のタネ、きっと見つかりますよ。