やる気を出させる”エンシング効果”

最近は、上司よりできる部下が増えてきて
ろくに報告もせず、勝手にもの事をすすめている
ことが多いらしい。
出来る部下からすれば、
いちいち無能な上司に説明することが
わずらわしいと考えているようだ。

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確かに、勉強のできる人に
あれこれ、わかっている事を伝えてもイラつくだけ。

私たち大人でも、知っていること、わかっていることを
何度も言われると腹がたつし、時間の無駄だと思うことがある。

そんな時は
報告をさせるより、したいと思わせるように動くことだ。

その一つが”エンハンシング効果”と言われるもの

褒める効果のこと。
それは、上司が褒めるというより
人として、
『〇〇クン、さすがだね。こんな難しい案件は〇〇クンだから
出来たと思う。感謝しているよ。その秘訣をぜひ聴かせてくれないか』

と相手を尊重して褒めてみることです。

仕事ができる人の共通点として、プライドが高いことがあげられます
出来る人に、上司だからといって『もっとこいしたほうがいいんじゃなか』
なんて言ってみてしまってませんか?

できる人もできない人も同じ人間なのです。
褒められて嫌な気はしません。
表情はクールでも、内心は喜んでいることの方が多いのです。

報告することで
上司が喜んでくれるとか
褒めてくれる

それだけでも気持ちのよいものです。

次第に、上司に報告したいという気持ちになることで
行動させることです。

喜んでもらえるから、言いたくなる

そんな事って日常生活の中でありませんか?

外的要因として、お金をあげる、物をあげるということで
一時的にモチベーションをアップさせても続きません。

『褒める』という効果は、内的要因で
自信を持たせるだけでなく、自分はやればできるという確信や

人から認められる承認欲求を満たすことや

人から必要とされている、尊敬されている喜びからくる行動は

さらに、自分に自信を持たせる効果があります。

ただ大事なのは、その褒め方。

3つの注意点をお伝えします

1.「褒める」と「おだてる」の違いを理解する
  同じように褒める”おだて上手=調子のよい人”にならないように
  具体的な事実に対して褒めること

2.人格をほめるのではなく、過程、努力を誉める
  結果だけでなく、その努力や過程に対して褒めるほうにする
  〇〇クンは違うね~、とか、さすが、□□出身!というとは別です。
  
3.他の人の前でほめる
  取引先の前や部下や上司の前で
  『本当にいつも〇〇クンには感謝しているんです。△△で・・・・』

  知らないところで、自分が褒められていると気づくと
  直接言われることよりもうれしくなるものです。

やる気の出る上司は自然にやっている褒め方です。

ぜひ参考にしてくださいね。

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